「蒼龍」は、大日本帝国海軍が2計画(第二次補充計画)で建造した中型空母です。軍縮条約による制限を受けた上、建造中に第四艦隊事件(※)が起きたことで、強度確認のために艦体を輪切りにする大工事が行われるなど、幾度もの計画変更に見舞われ、その建造は多くの困難を伴いました。
大東亜戦争開戦以降、大日本帝国海軍の主力空母の1隻として真珠湾攻撃に参加し、以後も主要な作戦に従事しました。昭和17(1942)年6月5日、日本時間午前7時25 分頃、アメリカ空母「ヨークタウン」所属SBDドーントレス急降下爆撃機十数機の攻撃を受け被弾し、大火災となりました。艦は柳本艦長以下700余名を抱き、日没とともにミッドウェイ沖の海面から姿を消しました。
※艦艇の強度不足が問題視され、大幅な設計の見直しが行われるきっかけとなった、大規模海難事故
作品仕様
制作年: | 平成29年 |
技法: | 鉛筆画 |
サイズ: | 652×910mm(P30) |
所蔵: | 個人蔵 |