「加賀」は、大日本帝国海軍が八八艦隊構想に基づき建造していた戦艦のうちの1隻で、完成していれば、全ての点で「長門」型を凌駕する有力な戦艦となっていたはずでした。しかし、ワシントン海軍軍縮条約締結により建造は中止されました。姉妹艦の「土佐」と共に廃艦となることが決定していましたが、関東大震災で大被害を被った「天城」の代わりに選ばれ、「赤城」と共に航空母艦に改造されることになりました。
航空母艦の設計に関しては、当時はまだ手探りなことが多く、改造直後は様々な問題を抱えた艦でしたが、大改装を経て余裕ある搭載能力と航続距離を持つ、優れた空母として生まれ変わりました。
大東亜戦争序盤では、「赤城」と共に第一航空戦隊を構成し、昭和16(1941)年12月8日の真珠湾攻撃以降、昭和17(1942)年6月5日にミッドウェイ海戦で戦没するまで、帝国海軍最大の主力航空母艦として君臨しました。
作品仕様
制作年: | 平成26年 |
技法: | 鉛筆画 |
サイズ: | 652×910mm(P30) |
所蔵: | 個人蔵 |