カラーが当たり前の今こそ、モノクロにこだわりたい
人が絵を鑑賞し、受け取る情報はたくさんあります。その中でも、色による情報は大部分を占めるのではないでしょうか?
色の情報がないと、確かに絵自体が発する情報は少なくなり、地味な印象を与えてしまうかもしれません。
ですが、色の情報がない分、鑑賞者たちは自由に絵の情景をイメージできるようにも思うのです。
海は群青なのかそれともエメラルドグリーンなのか、雲は白いのかそれとも灰色なのか、朝なのか夕方なのか、そして戦艦は出撃中なのか凱旋中なのか・・・・。鑑賞者により、その絵の情景は変化します。絵に悲哀を感じる方もいれば、力強さを感じる方もいると思います。
解釈に正解も不正解もありません。みなさんの頭の中で、自由に戦艦たちのいる情景、物語を想像してみてください。
波乱に満ちた近現代を、その時代が今に残したものを、鉛筆画を通して知ってもらいたい
今を生きる我々の父母・祖父母、そして先祖たちが生きた時代でもある戦争の世紀が、今に何を残し、何を我々に語るのか・・・。
これを我々は改めて考え直す必要があるのではないでしょうか?
その時代がなければ、そして生きにくかった時代を懸命に生きた先祖たちがいなければ、今のこの時代も、そこに生きる我々も存在しなかったのですから。
鉛筆で戦艦を描くことにより、歴史の中に消えていった戦艦たちに光をあてることにより、現代社会を支える産業発展の歴史と、先祖が懸命に生きた時代を再考するきっかけになればと願っております。
絵画奉納に、みなさまのご支援を
ご依頼による制作料や、複製画・関連商品などの売り上げを元手として、艦内神社の分霊元神社や慰霊顕彰に尽力される神社、関連施設への奉納や寄贈活動を行っております。
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